例会のご案内(平成29年度)

  • 第34回ふるさと創成の会 3月例会 報告   (記録者:菊岡 真由美)

    ≪日 時≫ 3月26日(第4月曜日)18:00~20:10 (受付17:10~)
          ※例会に引き続き、同会場で交流会を開催します(20:20~21:45)
    ≪会 場≫ 大博多ビル11階<リファレンス会議室>  福岡市博多区博多駅前2-20 
          「地下鉄祇園駅」P2出口 博多区役所入口 交差点角
    ≪参加費≫ ①例会 会員500円・会員外1,000円 ②交流会 2,500円(軽食・飲み物込み)

    ≪プログラム≫
    1)活動報告 各プロジェクトの報告
          ①英彦山プロジェクト ②星野・矢部村プロジェクト ③食・農・水プロジェクト 
          ④高齢者・障がい者・子どもプロジェクト ⑤ふるさと料理プロジェクト

    2)講 演:現代における教育と育児
      講 師:株式会社Brain Lab 代表取締役 船越 晶氏
          コミュニケーション業界では唯一の国家資格(言語資格士)を取得。
          医療兼福祉業界に特化した企業研修を行っている。

    船越氏:1976年福岡市生まれ。言語聴覚士として急性期から在宅訪問リハビリを経験し、臨床では高次脳機能からみるプロモーション理論、学習心理学認知心理学を用いたコミュニケーション理論、摂食嚥下障害と肩甲帯の関連性などの研究を重ねや様々な学術学会にて最優秀賞を受賞。健康経営として心の見える化ストレスチェック実施。
    また地域活性化のために、メディカルカレッジ青照館言語聴覚学科 高次脳機能障害学と音声障害学の非常勤講師を約8年勤め、熊本市子どもセンター言語専門相談を7年担当。船越氏は学校・企業・福祉の現場で大人から子どもまで直に振れた事により30年後の日本を憂い、今、変わらなければ日本の未来が立ち行かなくなるとの信念のもと、まずは現在の状況を作った大人が子どもを取り巻く環境を整える事を提唱。その環境とは『ふるさとの良さを知る』とのことでした。この想いはふるさと創成の会にも通じ参加者も納得された報告でした。

    3)グループ討議
    ふるさと創成の会では活動にどのように生かせられるか?とのグループ討論では、今現在の子どもを取り巻く環境でパソコンやスマフォ、iPadなどを取り上げる事は現実的でなく不可能。ではどうするか?との討論で、親子で山村や海などの自然の中に身を置く時間を増やす。
    また地域で自然体験教室を会として行ってはどうか?との活発な意見がでました。小さな一歩でも良いので出来る事から始めなければ今の環境変化のスピードにのみ込まれてしまうとの危惧が会員からもでました。

    4)初参加者の紹介と会員報告

    5)4月例会の案内

    6)交流会

    【3月例会報告写真】
  • 第33回ふるさと創成の会 2月例会 報告   (記録者:野原 水里)

    ≪日 時≫ 2月26日(第4月曜日)18:00~20:10 (受付17:10~)
          ※例会に引き続き、同会場で交流会を開催(20:20~21:45)
    ≪会 場≫ リファレンス駅東ビル会議室  福岡市博多区博多駅東1-16-14 7F 
    ≪参加数≫ 例会66名(会員49名 他17名) 交流会 48名(講師1名含む)

    ≪プログラム≫
    1)活動報告 各プロジェクトの報告
          ①英彦山プロジェクト ②星野・矢部村プロジェクト ③食・農・水プロジェクト 
          ④高齢者・障がい者・子どもプロジェクト ⑤ふるさと料理プロジェクト

    2)講 演:地べたからの介護 「出会ったすべての人を幸せにしたい」
      講 師:有限会社在宅介護お世話宅配便 代表取締役
           社会福祉法人 みんなのお世話 理事長  吉井 栄子氏

    吉井氏は佐賀県唐津市生まれ。歯科衛生士を経て、1989年(平成元年)保健師、看護師、歯科衛生士の資格を持つ主婦6人で「お世話宅配便」を設立した。介護保険事業、障害者支援事業と合わせ、保険外サービスの提供も行っており、平成25年からは保育所の運営も行っている。
    同施設は、高齢者の力を尊重している。畳に掘りごたつ式のテーブル、畳に敷布団、手すりなし、という環境は自分で立ち上がる力を発揮してもらうためのもの。ADLの低下を防ぐだけでなく、向上を目指しスタッフ内での研究も熱心だ。吉井寝たきりの高齢者が自力で移動できるようになる、という力をり、いざりで移動しながら自身で発揮できる力を甦らせている。吉井氏は「介護は〝感謝〟〝感激〟〝感動〟の3K事業」と言い切り、介護現場の最前線で働くヘルパーの存在を重視。自身も経営とヘルパーとしての支援を両立させている。入所者をお客様と呼び、「お世話させていただくことで自分の中にある優しさをお客様から引き出していただいている」と語り、愛情を与え合う現場の様子を紹介した。

    3)グループ討議
    講演内容に関して「会の活動にどう生かせるか」というテーマで意見交換。人間の尊厳を大切にする姿勢は、まさにふるさと創成の会の理念そのもの。入所者の生きる力を支える同施設のありかたは、介護ビジネスの印象を一新し、人間の尊厳を守ることの大切さを改めて考えさせられた、という意見が寄せられた。

    4)初参加者の紹介と会員報告

    5)3月例会の案内

    6)交流会

    【2月例会報告写真】
  • 第32回ふるさと創成の会 1月例会 報告   (記録者:野原 水里)

    日 時 1月22日(第4月曜日)18:00~20:10 (受付17:10~)
         ※例会に引き続き、交流会を開催します(20:10~21:45)
    会 場 大博多ビル11階<リファレンス会議室>  福岡市博多区博多駅前2-20 
    参加費 ①例会  会員500円、会員外1,000円
        ②交流会 2,500円(軽食・飲み物込み)

    例会の内容

    開会宣言

    1 活動報告 各プロジェクトの報告(各5分迄 ~18:20)
    ①英彦山プロジェクト
    ②星野・矢部村プロジェクト
    ③食・農・水プロジェクト
    ④高齢者・障がい者・子どもプロジェクト
    ⑤ふるさと料理プロジェクト

    2 講 演(40分 ~19:00)
    講 師:九州経済産業局 地域経済部 地域創生担当参事官 竹内 一雄氏
    鹿児島県与論島出身。ベンチャー企業と産業人材の育成、環境産業のアジア展開等に従事。
    プライベートでは、糸島市に古民家を移築し、異業種交流会「九州いろり塾」を開催。
    演 題:「九州の地方創生に向けた取り組み」~知恵と実行力が試される時代~
          地域活性化=「熱き思い」×「行動の連鎖」×「知恵の連鎖」

    与論島出身の竹内氏は、まず「文化や女性の社会進出などに加え、グローバル化を意識することが重要」と述べ、現状としては、インバウンド効果で海外からの観光客が増えているものの、地方にはこれをビジネスにつなげる力がついていないと指摘。目的を持ってコミュニケーション力を育てメッセージを発信すれば、人は地方に向かって動くことを実証する各地の活動例を示した。
    例えばモバイルアプリを活用すれば高齢者も外国人とスムーズにコニュ二ケーションを取ることが可能であること。自然体験のインストラクターとして職業訓練を実施し高齢者を起用、収入に繋げている地域もあること。また若者が始めた海岸でのごみ収集がSNSを通じて全国に知られ注目を集めたことなどは何気ない小さな活動も「見える化」していくことで話題となる良い例であることを示した。一高齢者の案山子づくりや、一度衰退した盆栽も、家族の支援や国際的なイベントによってむらおこしの要となっている。
    他にも、地方創生に役立つ技術の一例として「ウルトラファインバブル」、ご自身で開催する異業種交流会「九州いろり塾」の紹介も行なわれた。

    3 グループ討議 (30分 ~19:30)
    4班に分かれて討議と発表が行われた。
    (概要)
    高齢者が活躍しやすい環境を地域に整えていけば、若者も日本で年を取るのも幸せなのではないかという希望を持てるであろう。地域に埋もれている情報を世界に発信し見える化を進めるためにインターネットを活用することが必須だが、そこに高齢者と若者の接点がないか。また高齢者もアプリを積極的に活用している例をもっと活かすと良いのではないか。住んでいる人達がまちづくりにどう楽しさを見出していくかが重要である。「ウルトラファインバブル」で良質な農水産物を育て、鮮度を保ちながら出荷できるようになるのであれば、いろいろな面で地域創生に活かせるであろう、他。

    4 初参加者の紹介と会員報告(30分 ~20:00)

    5 2月例会のご案内(5分)
    ・2月26日(第4月曜日)18:00~(受付:17:10~) <当会議室>
    ・講師 ㈲在宅介護「お世話宅配便」社長、(社福)「みんなのお世話」理事長 吉井栄子氏
    ・演題 「地べたからの介護~出あったすべての人を幸せにしたい~」
    ・交流会:20:20~  参加費:2,500円

    6 その他(5分)
    ・年会費自動振替について

    ■交流会 (20:10~21:45)
    各々、歓談と交流が深まるなか、声楽家の荒木美帆氏が1909年製国産グランドピアノによる最後のコンサート「無頼アローズ・ディナーコンサートin 美音」を2月25日に田川市内の池のおく園で開催する旨のインフォメーションが行なわれた。

    【1月例会報告写真】
  • 第31回ふるさと創成の会 12月例会 報告   (記録者:野原 水里)

    主 催:一般社団法人ふるさと創成の会(事務局:博多区博多駅南4-2-10)
    日 時:12月18日(今月に限り第3月曜日)18:00~20:10(受付17:30~)
    会 場:大博多ビル11階:リファレンス会議室(福岡市博多区博多駅前2-20)
        大博通り添い・地下鉄祇園駅P2番出口 博多区役所入口 交差点角
    ■例会参加費:会員500円・会員外1,000円
    ■交流会:20:20~21:45  ■例会の会場で引き続き交流会を開催します
    ■交流会参加費:2,500円(軽食・お酒・ソフトドリンクを含む)

    ■例会の内容
     開会宣言
    1、活動報告 各プロジェクトの報告(各5分迄 ~18:20)
       ①英彦山プロジェクト
       ②星野村・矢部村プロジェクト
       ③食・農・水プロジェクト
       ④高齢者・障がい者・子どもプロジェクト
       ⑤ふるさと料理プロジェクト

    2、講 演:(各40分 ~19:00) 講 師:(株)明治屋食品クッキングスタジオHAKATA統括部長:中田 哲也氏
    演 題:「ローカルであるための生きがいコミュニティー」
         地産地消で皆様のお役に立つ企業を目指す
    ㈱明治屋食品産業は、1946年、「明治屋精肉店」として創業。現在は地産地消で地域に貢献することをモットーに、安全・安心な食品、特に肉をはじめとする生鮮食品を低価格で提供、安定した顧客を得ているが、同業他社の例にもれず、同社でも超高齢化社会、ネット通販の拡大によって商圏が狭まることを余儀なくされており、新規事業による展開が必至となっている。
    中田氏は1992年19歳で㈱明治屋食品へ入社、30代で要職に就き、2017年、明治屋クッキングスタジオHAKATA(新設)統括部長として、その新たなる事業の要となった。 講演では、「地域の方に親和性のある事業を行いたい。人材が地域でサービスをしながら動けばシェアの深堀ができる」と、会社として、そして自らとしての構想を様々に紹介。地域に根差した活動を主とするFIKSの活動とも親和性が高いことを伺わせた。
    例えば、プロジェクト活動を行っている八女市星野村の食材を生かした新しい商品開発の検討や、ふるさと料理プロジェクトへ料理の場所を提供するなど、すでに人と人との縁を繋ぐ活動を積極的に進めている。
    クッキングスタジオにおいては、食育をテーマとした料理教室を行い、食を通して人々の家庭が心豊かな場となることを目指しているとの発表もあり、ここから未来に向けて豊かな「人財」を育てていく可能性が示された。

    3、グループ討議(各30分 ~19:30) 
    ・講演内容あるいは地産地消について
    参加者がグループに分かれてディスカッションしたなかで、「クッキングスタジオで子ども達が実際に食材をさばく料理教室を行ったところ、苦手な食材も美味しくいただけるようになった」との実例報告があった。日頃料理をする機会がない、と考えられる大人に対しての食育も必須。既に提携している星野村の食材を生かした料理教室で子どもに本物の味覚を教えることも、地域を食育で結ぶことの大切さを伝えるきっかけになるのではないか。また、場に人を惹きつけるだけではなく、積極的に外に打って出る、という意味で、ネットを通じての情報発信やデリバリーサービスの充実化を提案する声も上がった。
    これらの意見を受けて、松下政経塾塾頭・上甲晃氏の志ネットワーク「青年塾」で人間学を学ぶ中田氏は、「人の為、と思うと、人間の底力がぐんと湧いてくる」として、若い人ができる新しい農業スタイルという構想も持っていると語り、氏の底力が会で活発化するのではないかと予感させた。

    4、初参加者の紹介と会員報告(30分 ~20:00) 
    <会員報告>
    ・ワイエルフォレスト㈱ 阿久根直人氏 新事業マングローブエビ養殖を含む活動報告
    ・農業家 秋月 正敬氏 農産物の種子について
      
    5、1月例会のご案内(各5分 ~20:05)
      日 時:1月22日(第4月曜日)18:00~20:10 (受付17:30~)
      会 場:大博多ビル11階:福岡市博多区博多駅前2-20
      講 師:九州経済産業局 地域経済部 地域創生担当参事官 竹内 一雄氏
      演 題:「九州の地方創生に向けた取り組み」~知恵と実行力が試される時代~
          地域活性化=「熱き思い」×「行動の連鎖」×「知恵の連鎖」

    6、その他 (5分)
    ・会からのお願い:年会費自動振替えについて

    ■例会終了時間:20:10

    ■交流会: 開始20:20~21:45
     会員との交流が深まるなか、(有)自然薯王国の崎田夫妻より、同社の商品が福岡県商工会連合会にて『福岡ブランド』として認定されたとの報告があった。

    【12月例会報告写真】
  • 第30回ふるさと創成の会 11月例会 報告   (記録者:野原 水里)

    主 催:一般社団法人ふるさと創成の会(事務局:博多区博多駅南4-2-10)
    日 時:11月27日(第4月曜日)18:00~20:10(受付17:30~)
    会 場:大博多ビル11階:リファレンス会議室(福岡市博多区博多駅前2-20)
        大博通り添い・地下鉄祇園駅P2番出口 博多区役所入口 交差点角

    ■例会参加費:会員500円・会員外1,000円
    ■交流会:20:20~21:45  ■例会の会場で引き続き交流会を開催します
    ■交流会参加費:2,500円(軽食・お酒・ソフトドリンクを含む)

    ■例会の内容
     開会宣言 
    1、活動報告 各プロジェクトの報告
       ①英彦山プロジェクト   
       ②星野・矢部村プロジェクト
       ③農・食・水プロジェクト 
       ④障がい者・高齢者・こどもプロジェクト
       ⑤ふるさと料理プロジェクト 
    2、講 演: 
    講 師:星野村農産加工施設「星の里」組合長:後藤 ふみこ氏
      演 題:‟もったいない”から始めた農産加工品づくりで、地域に貢献
    後藤ふみこ氏は、星野村に生まれ育ち、溢れる郷土愛の持ち主。「星野村にいらっしゃる方に提供すべきは食である!」と、郷土料理「ふみちゃんの味そ汁屋さん」を経営。農産加工のヒット商品も数々開発、販売している。特に乾燥野菜「ほしのほしやさい」は2011年、福岡県産業デザイン賞優秀賞を受賞。2012年3月には、その活動が評価され、食アメニティコンテストで農林水産省農村振興局長賞受賞した。
    例会では、祖母直伝の茶の葉佃煮はAPECからも認められ、博多華丸大吉によるマスコミ取材によってファンが急増、最近では、うえやまとちさんの「美味しんぼ」でも紹介されるなど、愛されるキャラクターぶりが注目されている様子が紹介された。また自身の古民家を民泊としたことで海外からの客も増え、地域も国際的な観光地であることを意識した活気が生まれつつあるとの報告もあり、まさに一個人の努力が村を元気に出来ることを教えてくれたことは、ふるさと創成の会にとっても、大いに励みとなった。
    しかし課題はある。星野村農産加工施設「星の里」が県の指定管理からはずれたため、公的支援金による資金繰りができなくなったのだ。

    3、グループ討議
    この報告を受け、講演後のグループ討議では、新たな収入を得るために何をすべきか提案することに議論を集中した。
    総じてブランディングの素材は揃ったのだから売り込みの手段を検討すべきという方向となり、なかでもB to Cに関してはHPやクラウドファンティングなど、若者の力を借りてネットを活用することが必要であるという意見が目立った。
    例会後、11月30日に会から有志数名が加工所見学を行い、さらなる検討がなされた。

    4、初参加者の紹介 
      
    5、12月例会のご案内
    日 時:12月18日(第3月曜日)18:00~20:10 (受付17:30~)
    会 場:大博多ビル11階:福岡市博多区博多駅前2-20
    講 師:明治屋食品(株)クッキングスタジオHAKATA 統括部長 中田 哲也
    演 題: 「ローカルである為の生き甲斐コミュニテイ」
           ~地産地消で皆様のお役に立つ企業をめざす~

    6、その他
    1)イベント案内2件
    柳田邦男講演会「絵本の力 こころ豊かに生きる」
    国際観光セミナー「中国人はなぜ財布を持たないのか」

    2)年会費口座振替への切り替えについて

    ■例会終了時間:20:10
    ■交流会: 開始20:20~21:45(例会の会場で引き続き開催)

    【11月例会報告写真】
  • 第29回ふるさと創成の会 10月例会 報告   (記録者:野原 水里)

    主 催:一般社団法人ふるさと創成の会(事務局:博多区博多駅南4-2-10)
    日 時:10月23日(第4月曜日)18:00~20:20(受付17:30~)
    会 場:大博多ビル11階:リファレンス会議室(福岡市博多区博多駅前2-20)
        大博通り添い・地下鉄祇園駅P2番出口 博多区役所入口 交差点角

    ■例会の内容
     開会宣言
    1、活動報告 各プロジェクトの報告
       ①英彦山プロジェクト
       ②星野村・矢部村プロジェクト
       ③農・食・水プロジェクト
       ④高齢者・障がい者・子どもプロジェクト
       ⑤ふるさと料理プロジェクト

    「大地とお日様と田舎ご飯」準備会ミーティング開催
    日時 11月23日(祝) 場所 明治屋クッキングスタジオ

    2、講 演: 
       講 師: LOTO BIANCO(ロト ビアンコ)代表 菊岡 健一氏・菊岡 真由美氏
      
    演 題:「インバウンドとデザインで繋がる笑顔」
    ―――文化体験型交流を通して地域と海外を繋ぐ―――

    LOTO BIANCO(ロト ビアンコ)は、「商品企画からデザイン一般まで、デザインと名のつく物は誠心誠意、心を込めてお仕事させていただく」ことをモットーとした福岡市内のデザイン事務所。菊岡真由美氏個人のイタリアに対する熱い思いが、デザインを通してイタリア文化を紹介する企画となり、会社ぐるみで同国とのインバウンド企画を催行するまでに発展した。
    <イタリアとのインバウンドの歩み>
    2009年:福岡からイタリアへアウトバンドを日本人14人の参加者で企画催行
    2010年:イタリアへ語学とネットワーク作りで半年滞在
    2012年:イタリアへ語学とネットワーク作りで3ヶ月滞在
    2013年:この年より毎年、年1回~2回 イタリアよりのインバウンド企画催行
    2017年:夏まで、イタリア人・日本人合わせ延べ約490人案内
    2016年:ロト・ビアンコとして新たに屋号を変え企画・デザインで地域とイタリアを
         笑顔で繋ぐ 「コミュニテーハウスを造る!」を目的に現在に至る
    菊岡氏は「文化体験型交流」というキーワードを記憶に残して欲しいと呼びかけた。インバウンド企画の催行によって、地元住民には馴染みの文化も外国人の視点から見ると意外な魅力があることを、実感しているからだ。「これは何なのか?」という外部からの視点に応えるためには、知識と、それを説明する言葉が必要だが、相互理解のための交流の場には自然と笑顔が生まれ、新たなコミュニティが育まれる。
    本講演は、当たり前のこと、取るに足らないもの、しかし外からの視点で見ると訪れて体験する価値があるものがたくさんある「ふるさと」は、これからの観光の重要なテーマとなり得ることを、改めて考えるきっかけとなった。

    3、グループ討議  講演内容についての討議
     <意見の一部より>
    日本の人口減少による経済活動の沈下を防ぐためにも、外から訪れる人、すなわちよそ者の視点を大切にし、各地域を人々が行き来しあえるような場づくりをする。

    4、初参加者の紹介及び会員報告 
       報告者 ①NPO法人オールハッピー 代表 鬼木卓也氏
           ②ふるさと管理綜合㈱ 代表 馬田 直明氏

    5、11月例会のご案内
      日 時:11月27日(第4月曜日)18:00~20:30 (受付17:20~)
      会 場:大博多ビル11階:福岡市博多区博多駅前2-20
      講 師:星野村農産加工施設「星の里」組合長:後藤 ふみこ氏
      演 題:‟もったいない”から始めた農産加工品づくりで、地域に貢献

    6、その他
     <綾戸代表理事の結びの言葉>
    帰りたい「ふるさと」、帰ることができる「ふるさと」の創成に、これからも誠心誠意、尽力しましょう。

    ※交流会では、11月例会の講師、後藤ふみこ氏が組合長を務める星野村脳線加工施設「星の里」の商品販売も行われた。

    【10月例会報告写真】
  • 第28回 ふるさと創成の会 9月例会.pdf

    第28回ふるさと創成の会 9月例会 報告
    主 催:一般社団法人ふるさと創成の会(事務局:博多区博多駅南4-2-10)
    日 時:9月25日(第4月曜日)18:00~20:20(受付17:30~)
    会 場:大博多ビル11階:リファレンス会議室 (福岡市博多区博多駅前2-20)
        大博通り添い・地下鉄祇園駅P2番出口 博多区役所入口 交差点角
    ■例会の内容
     開会宣言
    1、活動報告 各プロジェクトの報告
       ①英彦山プロジェクト
       ②星野村・矢部村プロジェクト
       ③農・食・水プロジェクト
       ④高齢者・障がい者・子どもプロジェクト
    2、講 演: 
      講 師:九州大学芸術工学研究院 准教授 知足(知足院) 美加子氏 

    演 題:英彦山修験道について
    知足美加子氏は、国画会彫刻部会員 筑波大大学院芸術研究科(彫塑)修了、博士(芸術学) 
    震災支援「福岡エルフの木」「板倉の家ちいさいおうちプロジェクト」
    「英彦山文化財復元プロジェクト」(英彦山修験者の子孫)である。
    「水と木と修験道の関わり」英彦山修験道がつたえるものをテーマに素晴らしい講演をして頂いた。
    「修験道」は、山林に修行し、霊験を感得し他に及ぼうとする道の意味もある。
    三大修験道山は、奈良県の熊野大峰山、山形県の羽黒山、福岡県の英彦山である。
    修験道の峰入り(十界修行)など厳しい修行が紹介された。その他、古代文化と英彦山について興味あるお話を聞くことができた。修験は「日本文化・芸術の祖」など大変素晴らしい講演をして頂いた。災害流木再生プロジェクトで、大変ご努力されている。
    下記にその素晴らしい取り組みの貴重な映像をご覧ください。
    1、「英彦山修験道の説明映像」(10分)英語字幕付き
        https://www.youtube.com/watch?v=gFRzSBbuR8w
    2、「流木再生プロジェクト」FBS福岡放送「めんたいワイド」で放映
        https://m.youtube.com/watch?v=x8CEC-P9o_E&feature=youtu.be
    3、11月に朝倉市杷木地区の志波と松末で小学生に行うワークショップのHP
        http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/glider.html
    子供たちが地域を好きでいてくれれば、未来はあると思います。
    知足美加子先生誠にありがとうございました。

  • 第27回 ふるさと創成の会 8月例会.pdf

    第27回ふるさと創成の会 8月例会 報告
    主 催: 一般社団法人ふるさと創成の会(事務局:博多区博多駅南4-2-10)
    ■今月より開催日(第4月曜日)及び会場が変わりました。
    日 時: 8月28日(第4月曜日)18:00~20:30(受付17:20~)
    会 場:大博多ビル11階:福岡市博多区博多駅前2-20(大博通り添い・地下鉄祇園駅2番出口)
    例会参加費:会員500円・会員外1,000円
    懇親会:20:20~21:-50 ■懇親会参加費:2,500円(軽食・お酒・ソフトドリンクを含む)
    会 場:例会の会場で引き続き懇親会を開催
    ■例会の内容
    開会宣言
    1、活動報告 各プロジェクトの報告
       ①英彦山プロジェクト   
       ②星野村・矢部村プロジェクト
       ③農・食・水プロジェクト 
       ④高齢者・障がい者・子どもプロジェクト
    2、講 演
    その① 講 師:ゼオライト株式会社 代表取締役社長 嶋村 謙志氏
    演 題:「水を創り人を育てる 」福岡市の水事情と今後の課題について
    福岡県宗像市出身 大学卒業後平成8年ゼオライト(株)入社 専務取締役、副社長を経て、平成28年8月代表取締役社長に就任された。地下水浄化システム導入のメリット、経費削減についてなど、解りやすく説明された。東日本大震災の時も非常用発電機を使って、震災の翌日より30日間以上、地下水で賄うことができたほか、その他多くの実績など、素晴らしい取り組みされてる内容の発表であった。

    その② 講 師:山口 聖一氏 NPO法人「がんばりよるよ星野村」代表
    演 題: 5年前と今回の「九州北部豪雨災害」と私たちが取り組むボランティア活動について
    八女市星野村出身 5年前集中豪雨災害に遭遇「NPOがんばりよるよ星野村」を設立。今回の豪雨災害でも災害ボランティアを組織、現地で活動されている。現地で外皮を剥がれた市場に出せない玉ねぎを、引き取り星野村で乾燥玉ねぎに加工して販売するような手筈も整えられた実績は大きい。今までに何度も報告を戴いてるが、このボランティア精神に対しては、いつも頭の下がる思いである。素晴らしい発表であった。

    3、グループ討議  6班に分かれた夫々のグループで、全員の自己紹介と、講演内容について、活発な討議がされて、1グループの発表がされた。
    4、初参加者の紹介及び会員報告 
    5、懇親会:20:30~21:50  (例会の会場で引き続き和やかに懇親会が開催された)

  • 第26回 ふるさと創成の会 7月例会.pdf

    第26回ふるさと創成の会 7月例会 報告
    主 催: 一般社団法人ふるさと創成の会(事務局:博多区博多駅南4-2-10)
    日 時: 7月18日(火)18:10~20:20(17:30~ 受付)
    会 場:「JR博多シティ」10階大会議室 ・阪急百貨店側(博多口)エレベータ降りて正面
           ※今回のみ特別臨時会場 ・中央エレベータ降りて「くうてん」の左側奥 
    ■参加費:会員500円・会員外1,000円
    ■懇親会  20:40~22:00 ▮会場:竹乃屋 博多駅前店(参加費:3,500円飲み放題付)
    ■例会の内容
    1、開会宣言
    2、活動報告 各プロジェクトの報告
       ①英彦山P ②星野・矢部村P ③障がい者・高齢者・子供P ④農・食・水P 
    3、講 演: 
      講 師:九州大学 炭素資源国際教育研究センター教授 原田達朗氏 
      演 題:日本が抱える流通の課題「農産物と電力」現在の状況を、お話しされます。
      原田達朗氏、1963年生まれ 九州大学工学部卒、同大学大学院合理工学研究員博士課程修了。工学博士。九州電力、電源開発などを経て2014年より現職。炭素資源の高度利用技術、電子取引、CO2国際トレードなどを研究。
    7月例会は会場を変更して、博多駅「JR博多シティ」10階大会議室で開催しました。
    ふるさとの再生、ふるさと自然資源の有効利用をめざして、今回は特に、農業関係、食関係、森林、剪定廃棄物の有効利用を目指している方など、ふるさと創成の会が必要とする実践体験を持った参加者が増えてきました。ようやく会員、地域の協働で、何か実績が出来て来る環境になってきたと実感しています。九州大学教授、原田達朗氏の講演も「農産物と電力」地産地消の推進が地域を豊かにする。ドイツの事例にも触れながら、分かり易く、為になる講演で、多くのヒントを得られた例会となりました。後の懇親会も、原田達朗氏を囲んで、絆づくりが出来て大いに盛り上がり、素晴らしい例会となりました。

  • 第25回 ふるさと創成の会 6月例会.pdf

    第25回ふるさと創成の会 6月例会 報告
    主 催  一般社団法人ふるさと創成の会(事務局:博多区博多駅南4-2-10)
     日 時  6月19日(月)18:00~20:20(17:30~ 受付)
     会 場  福岡商工会議所2階研修室 ■参加費:会員500円・会員外1,000円
     懇親会  20:30~22:00 ■参加費:3,500円飲み放題付
     会 場  竹乃屋 博多駅前店 (TEL092-477-7075) 
    ■例会の内容
    1、開会宣言
    2、活動報告 ・英彦山プロジェクトの進行状況・星野村プロジェクトの進行状況・その他
    3、講 演 
      講 師:(株)ミライロ・(一社)日本ユニバーサルマナー協会講師 田中利樹氏
      演 題:「バリアバリューを目指して」
    障がい者、高齢者、外国人等が共生する多様化社会において、私たちに求められる対応とはハードとソフトの両面から、日本におけるユニバーサルデザインの必要性を、当事者の視点やミライロの事業内容を通して、お話して頂きました。
    講師の田中利樹氏は1990年に福岡県で生まれ育ち、生まれつき視神経に腫瘍があり、右目の視力が全くない。幼少時代から「視覚障害があるからこそ、出来る事は沢山ある」と言う思いを持ち、様々なスポーツやボランティア活動に挑戦をされて。ミライロ加入後は、障害のある当事者として、九州を中心に日本各地でユニバーサルマナーの講義や視覚障害対応の実技研修の講師を務める。年間の講習は100回を超える。
    また、当日参加者全員が2人一組で、「目の不自由な人への説明」「耳の聞こえない人への説明」の困難さを体験した。素晴らしい講演に感謝したい。

  • 第2回定時社員総会のご報告.pdf

    一般社団法人ふるさと創成の会は、設立から二年が経過し、この間、地域再生の志を高く掲げて活動してまいりました。そして、ふるさと地域の皆様との交流、絆を深めるなかで、そこに存在する貴重な資源の豊富さと活用の可能性を実感してきました。
    第2回定時社員総会が下記の通り実施されました。総会終了後に記念講演会(別記)を開催致し、最後に懇親会が実施されました。
    日 時:平成29年5月15日(月)18:00開会(17:30受付開始)
    場 所:福岡市商工会議所2階研修室
    第1部:社員総会 18:00~18:50
    議 案:□第1号議案2016年度活動報告       □第2号議案2016年度決算報告
        □第3号議案定款改定案          □第4号議案役員の選任
        □第5号議案2017年度活動方針案      □第6号議案2017年度予算案
    会則に則り綾戸代表理事が議長を担当し、議案書に沿って進行し、全ての議案が全員一致の承認を頂き、無事に終了いたしました。
    その後、記念講演(別記)と懇親会が実施されました。

  • 第2回 社員総会記念講演会のご報告.pdf

    主催:一般社団法人ふるさと創成の会 ・事務局:福岡県福岡市博多区博多駅南4-2-10
    日時:5月15日(月)19:00~20:00
    会場:福岡商工会議所2階研修室■参加費:無料

    記念講演
      第1部 演題:「福岡県初CLT工法」自然を守り未来を創る
      講師:(株)大匠建設代表取締役 井上真一氏(会員)
       平成2年、株式会社大匠建設を設立。「技を極め継承し共に豊かになる」を理念に掲げ、
    環境経営にも力を入れ、エコアクション21を平成26年に取得、100年以上の耐久性のあるCLT工法で新社屋を建設した。
    「自然を守り未来を創る」をテーマに素晴らしい取り組みをご講演戴いた。「石油を使わない会社」と言うことで、ECOの取り組みも大変参考になった。新しい建築資材「CLT工法」の強度、耐熱性など素晴らしいご講演を戴いた。

    第2部 演題:「まぜこぜむら」の企画と設立について
    講師:大串公認会計士・税理士事務所所長 大串和義氏
       大学卒業後、あずさ監査法人に入社、以後約200社の監査等に携わり、平成19年に独立。中小企業・個人事業主の税務・会計に携わり、顧問先は200社以上あり、現在も増加中。数多くの非営利団体の役員としても活動中である。
    ユニバーサルデザインカフェ「まぜこぜむら」を創設。障がい者を隔離ではなく「まぜこぜ」。健常者、高齢者、障がい者、マイノリティー、子供たちが自然と関わっている。「まぜこぜ」には地域の人達もいつの間にか集まっている。地域の人達は美味しいから集まり、美しいから 落ち着くから集まってくる。
    素晴らしいコンセプトの基に大変頑張ってることが感動的であった。素晴らしいご講演感謝いたします。

    総会・記念講演後の懇親会
     20:30~22:00 ■参加費3,500円(飲み放題付)
     会 場  竹の屋 博多駅前店 (TEL092-477-7075) 
     総会後に楽しい懇親会が行われた。全員が、夫々に自己紹介をして、本日の総会の事、記念講演のこと、また将来に向けて楽しく情報交換ができた。

  • 第23回 ふるさと創成の会 4月例会.pdf

    第23回ふるさと創成の会 4月例会 報告
    日 時  4月17日(月)18:00~20:20(17:30~受付)
    会 場  福岡商工会議所2階研修室 ■参加費:無 料
    交流会  20:30~22:00 ■参加費今回より3,500円(飲み放題付)
    会 場  竹の屋 博多駅前店 (TEL092-477-7075) 
    ■例会の内容
    活動報告 ・英彦山プロジェクトの進行状況 ・星野村プロジェクトの進行状況  ・その他
    講 演 
     ・講 師: 平田 昌之氏 「朝倉市白木村に小水力発電を進める会」事務局長 
                  NPO法人筑後川流域連携倶楽部 理事
     ・テーマ:「小さな山里の小さなチャレンジ~ ピコ発電での地域づくり~」
      「朝倉市に小水力を進める会について」を2013年4月設立、2012年に、
       朝倉市小水力発電導入の可能性調査を九州大学が実施、1年かけて調査に参加する。
      ・会の目標 ①山里の農業用水路を活用して、白木湧き水と手作り水車小水力発電で
             交流人口を増やす。
            ②環境教育、自然エネルギー体験が出来る拠点づくり、
             白木発電村:発電の仕組みとタイプの違った発電装置を学べる
            ③小水力発電の意義や地域づくりに関心を持つ人財、若者づくり、
             シンポジュームや講演会、小中学校への出前講座を実施する。
      ・白木湧水を活用して素晴らしい地域作りの取り組みが行われている。何度も実験を繰り返し 
       て、地域の皆さんの努力の結果発電に成功された。素晴らしいご講演を戴いた。ありがとうございました。

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